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ウインドウズの発売をきっかけに急拡大したパソコン市場は九七年度に入って一気に冷え込んだ。
有力量販店が限られたパイを巡って激しい販売競争を繰り広げたが、大半の企業は前年度の販売実績を下回った。
収益が悪化していた大手のソフマップは、生き残りのために丸紅の傘下に入り、仙台店閉鎖など拡大路線の見直しを迫られた。
スーパーやコンビニエンスストアによる酒類の販売強化で酒類DSの苦戦も目立ってきた。
大手のサリは新業態店舗の開発や異業種との複合店舗などで集客力の回復を目指したが、いずれも期待通りの成果を上げられなかった。
資金繰りに窮した同社は九八年夏、消費者金融のH信販の経営支援を仰ぐことになった。
総合DS大手も苦戦が続いている。
銀行や証券会社の経営破たんが相次いだ九七年冬は消費者の生活防衛意識が高まり、暖房機器や冬物衣料などが空振り。
最大手のダイクマは九八年二月期決算で二期連続の減収。
MMも三月期決算の経常利益が前年同期と比べて六一%減少した。
第十六回サービス業総合調査五・七%成長、伸び鈍化サービス業の拡大基調にブレーキがかかり始めた。
日本経済新聞社がまとめた「第十六回サービス業総合調査」によると、九七年度の売上高(一部は取扱高、融資残高、手数料収入など)は前の年度に比べ五・七%増となった(対象は九六年度と売上高が比較可能な二千四百九十一社)。
九六年度の同七・九%増を二・二げも下回り、九五年度の水準に逆戻りした。
製造業や小売業に比べれば高い成長率を保っているものの、長期化する不況はサービス業各社の体力をボディーブローのように確実に奪っている。
九八年度の伸び率も九七年度並みの六・O%しか見込めない状況だ。
サービス業の成長率は九三年度の前年度比一・四%増を底に着実に回復、九六年度には拡大基調が定着したかに思われた。
しかし、九七年度は企業の設備投資の手控えや、山一証券の破たんに端を発する雇用不安などから個人消費が冷え込んだことが響き、実質国内総生産(GDP)は七四年度以来の前年割れとなった。
こうした日本経済全体の急減速が、製造業や流通業に比べ景気後退の影響を免れていたサービス業をも直撃した形だ。
サービス業全体の九七年度売上高は六十五兆五千七百三十一億円(九六年度と比較可能分のみ。
取扱高、融資残高、手数料収入などを含む)。
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